拡張図鑑の記事を、どうやって作るかを公開します。「誰が、どうやって確かめた情報なのか」が分かってこそ、比べる意味があると考えているためです。
拡張図鑑の記事は「利用者の声(口コミ)を集めて数えることが主、編集部の確認は決まった範囲だけ」で作っています。 編集部が拡張機能・プラグインを何日も使い込んでから書いているわけではありません。読んだ声の数と編集部で見た範囲を、記事ごとに正直に書きます。
なお、このページはこれから記事を作っていくための決めごとです。運用しながら見直し、変えたときは下の最終更新日を書き換えます。
1. 5つの約束
- 主役は利用者の声です。 Chromeウェブストアのレビュー、ブログ、SNSを読み、良い点・不満・日本語対応への言及などを数えて比べます。何件読んだかを記事に書きます。
- 編集部が実際に入れて、必ず確かめます。 入れる→権限の確認画面を撮る→起動して1枚撮る、の手順で「日本語対応」「求められる権限の文言」「動いている画面」の3つを確定させます。写真のない記事は出しません。
- レビュー由来の情報と、編集部が確認した情報を、記事の中で印で分けます。 どちらの情報かが読者に分かるようにします。
- 数字が「いつの時点」かを書きます。 レビューを集めた年月、確認した日、ストアの数字を見た日を、それぞれ書きます。
- 分からないことは「未確認」と書きます。 調べていないことを、調べたように書きません。良いところだけでなく気になった点も書きます。
2. 利用者の声の読み方(主役)
記事の中身のほとんどは、利用者の声を読んで数えたものです。 編集部の感想を主役にはしません。
- どこを読むか。 Chromeウェブストアのレビュー欄、拡張機能を扱うブログ、SNS(X など)の言及を読みます。記事ごとに、実際に読んだサイト名を書きます。
- 何件、いつ読んだか。 「ウェブストアのレビュー ◯件(20XX年X月時点)」のように、件数と読んだ年月を記事に明記します。ここが「9. 数字の扱い」でいう集計時点です。
- 数えます。 レビューを1件ずつ、良い点・不満・日本語対応への言及などのカテゴリに分けて数えます。「良い点として◯件」「日本語表示が崩れるという不満が◯件」のように、要約して件数で示します。
- 転載しません。 レビュー本文を大量にそのまま貼ることはしません。引用は短く、出典(サイト名・投稿時期)を添えます。
- 候補の絞り方。 声の数が多い・意見が割れている・独自の使い方がある、といったものを優先して、編集部の確認に回す候補にします。
3. 編集部が確かめること
編集部の確認は「確かめるため」で、「使い込むため」ではありません。 候補ごとに、次の3ステップを行います。
| ステップ | やること | 確定させること |
|---|---|---|
| ① 入れる | 実際にブラウザへ追加する | — |
| ② 権限の確認画面を撮る | 追加時に出る権限の確認画面をスクリーンショット | 求められる権限の文言 |
| ③ 起動して1枚撮る | 実際に動かして画面を1枚撮る | 日本語対応・動いている画面 |
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 試すパソコンの台数 | Mac 1台 |
| OS(パソコンの基本ソフト) | macOS 26 |
| ブラウザ | Chrome(最新版) |
| 使い方 | 普段使いのアカウントとは分けた、試験用のプロフィール(ブラウザの利用者枠)に入れて試します。入れる前の状態に戻せるようにしてから試します |
各記事には、その記事を書いたときに使ったOS・ブラウザ・バージョンと、確認した日を、記事の最後の「この記事について」(押すと開く折りたたみ)の中に書きます。このページの内容は全記事に共通する部分です。
記事にする数。 1本の記事で紹介するのは最大8個までです。それ以上になるときは、用途を絞った別の記事に分けます。表が長くなりすぎると、スマートフォンで比べられなくなるためです。記事の冒頭には「利用者の声を何個分読み、編集部で何個確かめたか」を書きます。
4. 比べる項目
ブラウザの拡張機能は、次の11項目を全記事で同じ順に並べます。「出どころ」は、その数字・文言をどこから取っているかです(ストア=ストア掲載ページ、編集部確認=編集部が実際に入れて確かめたもの、口コミ集約=利用者の声を数えたもの)。
| # | 項目 | どこで確かめるか | 出どころ |
|---|---|---|---|
| 1 | 名前 | ストアの掲載ページ(正式名称のまま写します) | ストア |
| 2 | 提供元 | ストアの掲載ページ | ストア |
| 3 | 料金(無料/一部有料/有料) | ストアと提供元の公式サイト | ストア |
| 4 | 金額 | 提供元の公式サイト(通貨と期間を必ず書きます) | ストア |
| 5 | 日本語対応 | 編集部が画面を見て判断します | 編集部確認 |
| 6 | 利用者数 | ストアの掲載ページ(表示のまま。丸めません) | ストア |
| 7 | 評価 | ストアの掲載ページ(★の数と件数をセットで) | ストア |
| 8 | 最終更新日 | ストアの掲載ページ | ストア |
| 9 | 求められる権限 | 編集部が追加時に出る確認画面を読んで判断します | 編集部確認 |
| 10 | 対応ブラウザ | ストアの掲載ページ+編集部が動かして確認 | ストア+編集部確認 |
| 11 | 向き不向き | 利用者の声の傾向(良い点・不満の数)と、編集部で見た様子をあわせた編集部の判断(不向きも必ず書きます) | 口コミ集約+編集部確認 |
大事にしているのは5番・9番・10番です。 この3つはストアの表示を写すだけでは正しく書けないため、必ず編集部で確かめます。ストアの「言語」の欄が日本語になっていても、画面が英語のままのことがあります。1〜4・6〜8番はストアの表示をそのまま使い、編集部が長期間使い込んで確かめ直すことはしません。11番は利用者の声を数えた傾向がもとになっており、編集部が全機能を試し尽くした結論ではありません。
エディタやWordPressなどのプラグイン、SlackなどのWebサービスに足す連携アプリを扱うときは、一部の項目を読み替えます。「利用者数」は「インストール数」、「対応ブラウザ」は「対応バージョン」、「求められる権限」は「影響範囲(表示だけ/データも触る/外部に送る)」になります。連携アプリでは「その会社の有料プランが必要かどうか」「入れるのに管理者の承認が必要かどうか」も書きます。数え方が違うため、ブラウザの拡張機能と、プラグインの数字を同じ表に並べることはしません。
5. レビュー由来と編集部確認の印の見分け方
記事の中では、どの情報が利用者の声から来ていて、どの情報を編集部が確かめたのかが分かるように印を分けます。
| 印 | 意味 | 例 |
|---|---|---|
| 🗣️(または「口コミより」の文字) | 利用者の声を集約した情報。編集部が確認したものではありません | 「🗣️ 日本語の表示が崩れるという声が3件」 |
| ✅(または「編集部確認」の文字) | 編集部が実際に入れて確かめた情報 | 「✅ 編集部確認:日本語表示に崩れなし(20XX年X月)」 |
- 比較表の5番(日本語対応)・9番(求められる権限)は必ず編集部確認の印をつけます(編集部の確認でしか正しく判断できないため)。
- 11番(向き不向き)は、口コミ集約の印を基本にし、編集部で気づいた点があれば編集部確認の印を添えます。
- 本文中で利用者の声を要約・引用した箇所にも、同じ印か「〜という声があります」のような書き方で、レビュー由来だと分かるようにします。
6. 「求められる権限」の3段階について
拡張機能を入れるとき、「このサイトのデータを読み取る」といった確認画面が出ます。ここに書かれている内容は大事ですが、そのままでは分かりにくいため、拡張図鑑では3段階に分けて書きます。
これは公式の分類ではなく、拡張図鑑 編集部が読者向けに決めた目安です。 Chromeなどが公式に「低・中・高」と分けているものではありません。
| 段階 | 目安 | 確認画面に出る文言の例 |
|---|---|---|
| 低 | その拡張機能の中だけで完結し、データが外に出ない | 「設定の保存のみ」「特定の1つのサイトでのみ動作」 |
| 中 | いま見ているページだけを扱う | 「現在のタブの読み取り」「特定のサイトのデータの読み取り」 |
| 高 | どのサイトでも中身を読める、または履歴やCookieを扱える | 「すべてのサイトのデータの読み取りと変更」「閲覧履歴の読み取り」「Cookieの読み取り」「ダウンロードの管理」 |
「高」のものを紹介するときは、なぜその権限が必要なのかを必ず1行書きます。 理由が説明できない「高」のものは、記事に載せません。
「高」だから危ない、とは限りません。翻訳や広告の除去のように、どのページでも動く必要がある機能は「高」になります。大事なのは、必要な理由があるかどうかです。
7. 記事に載せないもの
次に当たるものは、便利そうに見えても記事に載せません。
- 求められる権限に対して、その理由が説明できないもの(機能に必要ないデータまで見られるもの)
- 提供元が分からず、かつ更新も止まっているもの(2年以上更新されていないもの)
- 提供元の公式サイトも、プライバシーポリシーの掲載もないもの
- 編集部が入れて動かなかったもの
- 料金の説明が見つからず、いくらかかるのか確かめられないもの
- 利用者の声で不満が目立ち、かつ編集部の確認でもその不満を確認できたもの
「更新が止まっているが、提供元がはっきりしていて今も問題なく動く」ようなものは、「※更新止まり」と書いたうえで載せることがあります。
8. やらないこと
正直に書きます。次のことは、拡張図鑑ではやりません。
- 全機能を触る長期テストは行いません。 数週間〜数か月使い込んでからレビューを書く、という作り方はしていません(編集部の確認は3章の範囲だけです)。
- すべての利用者の声を読むことはしません。 集めた声のうち、読んだ範囲(件数・サイト・時期)を記事に明記したうえで、その範囲内で数えます。
- 有料プランの全機能を試すことはしません。 料金・プランの内容はストアと提供元の公式サイトの表示にもとづきます(実際に課金して長期間使うことはしません)。
- 英語版など、日本語以外での深掘りはしません。 日本語対応の有無・崩れの確認までが編集部確認の範囲です。
9. 数字の扱い
利用者数・評価・最終更新日は、日によって変わります。そのため拡張図鑑では、その数字をいつ確かめたのかを必ず記事に書きます。 利用者の声を集計した数字も同じで、いつの時点で何件を数えたか(集計年月)を必ず書きます。
- 比較表の数字には、確かめた日を添えます。
- 利用者の声の集計には、集計した年月(例:「20XX年X月時点、レビュー◯件を集計」)を添えます。
- 数字は丸めません(「10万人以上」と表示されていれば、そのまま「10万人以上」と書きます)。
- 評価は★の数と件数をセットで書きます。件数が少ないとき(50件未満)は、そのことも書き添えます。
- 料金が外貨の場合は、日本円の目安と、その換算をした日を書きます。
10. 見直しと更新
- 確認した日、または利用者の声を集計した年月から半年以上たった記事は、編集部の確認をもう一度行い、利用者の声も読み直します。 長期間かけて使い込み直すわけではありません。
- 料金や権限が変わっていた場合は記事を直し、「更新の記録」に日付と直した内容を残します。 直した跡が分かるようにし、こっそり書き換えることはしません。
- 記事の上には更新日だけを出します。公開日・執筆・どう試したか・更新の記録は、記事の最後の「この記事について」(押すと開く折りたたみ)にまとめて載せます。
11. 紹介料との関係
拡張図鑑は広告と紹介料で運営していますが、紹介料をいただくことが、掲載の順番や評価に影響することはありません。 紹介料が入らない無料のものも、同じ基準で載せます。広告主から依頼を受けて書いた記事には、その記事の中でそのことを明記します。くわしくは「広告・アフィリエイトについて」をご覧ください。
12. 間違いを見つけたときは、教えてください
どれだけ気をつけても、料金の変更や提供元の変更を見落とすことがあります。
お問い合わせフォームから、記事のURLと「どこが違うか」を教えてください。 確認して直します。目安として 3営業日程度 のうちにご返信します。直した場合は、その記事の「更新の記録」に、いつ・どこを直したかを書きます。
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最終更新日:2026年9月23日